Jun.05.2005  2005年ルマン24時間レースレポート4





 

 


●突然のトラブル
連続走行を開始して3分41秒までタイムアップした直後、道上龍は突然クルマの異常に気付きました。アルナージュの90度コーナーを立ち上がってポルシェカーブに向けて加速したところ、突然エンジンがパワーを失いました。道上龍はあらゆる操作を行いますが、ポルシェカーブの途中でエンジンは完全にストップしてしまいました。
クルマをコースサイドにストップさせたところ、焦臭い臭いがしてきました。近くに居たコースマーシャルが素早く駆けつけて、マシンをコースの外に運び出してくれますが、エンジンを再始動することは出来ません。幸いエンジンブローや火災の心配はなさそうであるため、ACOのオフィシャルの指示で、ローダーにマシンを載せ、ピットの端にある車検場までマシンを運んでもらうこととなりました。
Jim Gainer Internationalのメカニック達が駆けつけ、点検したところ、エンジンのメインハーネスのつなぎ目にショートしている部分を発見しました。
ピットにマシンを戻すと、原因は不明ですが、素早い作業でハーネスを交換しました。そして、午前中セッションが終了する15分前、S101-Hbをコースに復帰させることに成功しました。