●ポールポジション 1回目の予選によってNo.8 ARTA NSXはトップタイムで、No.18 TAKATA童夢NSXは5番手のタイムを記録してスーパーラップ予選への出走権を獲得したため、2回目の予選では、それぞれスーパーラップ予選に向けたチェック走行に終始することとなりました。そのため、2台共タイム的には平凡なものに留まりました。 スーパーラップ予選は、たった4周だけ走って、3周目の1周だけのラップタイムを競い合うため、極めて高度な集中力が要求されます。 まず道上龍が操るNo.18 TAKATA童夢NSXが、スーパーラップ予選に挑戦しました。道上龍自身は「80%の出来」と言いますが、素晴らしい速さを発揮して1分59秒253をマークしました。 最後にラルフ・ファーマンの操るNo.8 ARTA NSXが登場しました。ラルフ・ファーマンはFIGPでもスーパーラップ予選を経験しており、その経験が活きたようです。素晴らしい集中力を発揮したラルフ・ファーマンは、何と2位を0.9秒も引き離して、1分57秒824と言うダントツのタイムを叩き出しました。 ポールポジションを獲得したラルフ・ファーマンは、「急にNAエンジン採用が決まったにも関わらず、チームは素晴らしい仕事としてくれました。完璧なパッケージングを作り上げたと思います」と絶賛しました。 ラルフ・ファーマンが絶賛するように、2005年バージョンのNSX-GTとNA3.5リットルエンジンの組み合わせは、素晴らしいパッケージングであることは間違いないようです。 |