●2006年のLMESは47台がシーズンエントリー 午後1時からLMESのパトリック・ペーター主催による記者会見が行われました。と言っても、LMESを取り仕切るペーターオートのパトリック・ペーター、ACOのデニエル・プレスノット、FIAGTのオーガナイザーでであると同時に、LMESにも関わるSROのステファン・ラテルの三者による共同記者会見となりました。 驚いたことに、2006年のLMESは、かつてない賑わいを見せることとなりそうです。シーズンを通じたエントリーは、何と47台が登録しているようです。もちろん、その中の1台は、Racing for Hollandの童夢S101-Hbiです。第2戦スパ-フランコルシャンと第3戦ニュルブルクリンクへは、既に50台以上がエントリーしていることから、何らかの足切りを行う可能性もあるようです。 しかし、第5戦として予定されているモンツァについて、騒音についてのロビー活動がなされていることから、開催を見送る方針であることが公表されました。 代わりのイベントは、10月か11月に行われるようですが、その場所については、飛行場の側のサーキットと交渉中とだけ公表されました。ちなみに、アメリカのセブリングでの開催について質問がとびましたが、LMESはヨーロッパから離れることはないそうです。ヨーロッパで側に飛行場のあるサーキット……、あそこでしょうか?
●温度はヘルメットで計測する 2006年の話題として、ドライバーの健康を考慮して、ドライバー周辺の温度を適正に保てない場合、エアコンの装着が義務付けられることです。もちろん、クローズドカーを対象としたレギュレーションですが、エアコンの装着を考慮して、全車の最低車重が25kg増やされる他、エアコンを装着したクルマは、エアコンを駆動することを考慮して、より大きな出力を発生するため、リストリクターも大きくされます。 しかし、これまで適正な温度を何処で計測するか? 明確に発表されていませんでした。 今日の記者会見によって、温度の計測はヘルメットで行うことが公表されました。現在のところ、LMPカーの総てが“屋根無し”ですから、今年の場合GT1とGT2カーのためのレギュレーションです。しかし、ダニエル・プレスノットによると、2007年にディーゼルエンジンと共に登場するファクトリーチームから、このレギュレーションについての問い合わせを頻繁に受けているそうです。名前を明言しなかったものの、もちろん、プジョーのことを指しているのでしょうが、プジョーは本当に“屋根付き”で登場するのでしょうか?
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