鈴木英紀レポート
Race Report2
SUGOは昨日と同じように、厚い雲に覆われた朝を迎えました。しかし、日が昇るにつれて雨は上がって、1回目の予選が始まる頃になると晴れ間も見えてきました。しかし、ウェット宣言が出されているため、コースコンディションを確認するため、No.18
TAKATA童夢NSXは、予選開始早々ウェットタイヤを履いてコースインしました。
1周走って、小暮卓史はピットに入ってきました。予想通りコースのほとんどが乾いているため、スリックタイヤに履き替え、いつもより、ほんの少し早く、タイムアタックを開始しました。
昨日の予選の後、慎重にミーティングを行って、セッティングを煮詰めましたが、ほんの少しアンダーステア傾向であるようです。しかし、基本的なセッティングは非常に良いようで、小暮卓史は、早々に1分16秒935のトップタイムを記録しました。
予選1回目 *ドライ
1 No.18 TAKATA童夢NSX 1分16秒935
4 No.17 REAL NSX 1分17秒033
5 No.1 ARTA NSX 1分17秒257
7 No.100 RAYBRIG NSX 1分17秒337
**以上スーパーラップ進出**
12 No.32 EPSON NSX 1分17秒941
SUGOは非常に特殊なコースで、セッティングに苦労させられます。童夢は、SUGOの特殊性を考慮して、どちらかというと、あまり使われないタイヤを選択しました。しかし、No.18
TAKATA童夢NSXの速さを考えると、童夢の選択は正しかったようです。
ほんの少しですが、アンダーステア傾向であるため、1回目の予選後、リアウイングを寝かせて、前後のバランスを整えました。
2回目の予選を使って、最終的なセッティングを確認しましたが、非常に良いバランスを実現したようです。No.18 TAKATA童夢NSXはトップタイムを記録しました。
予選2回目 *ドライ
1 No.18 TAKATA童夢NSX 1分17秒752
3 No.1 ARTA NSX 1分18秒215
8 No.100 RAYBRIG NSX 1分18秒880
10 No.32 EPSON NSX 1分19秒402
15 No.17 REAL NSX 1分20秒620
朝行われた車検の際、明らかに車両規定違反している車両に対し車検合格との公式書類が発行されました。当然ながらチームは抗議を出しました。しかし、主催者は結果が出るまで、長い時間を要しました。1回目の予選のリザルトが発表されないため、スーパーラップ進出車を確定出来ないことから、進出の開始時間が大きく遅れました。
結局チームの抗議は認められ、違反車両の1回目の予選タイムが取り消されたため、やっとスーパーラップが始まりました。
No.18 TAKATA童夢NSXが登場する前、No.17 REAL NSXがトップタイムを記録していました。小暮卓史が乗り組んだNo.18
TAKATA童夢NSXは、セクター1で、0.209秒タイムを短縮しました。そして、0.316秒速い1分16秒697を記録して、ポールポジションを獲得しました。
ハンデによって、No.18 TAKATA童夢NSXが1190kgの車重であることを考慮すると、非常に良いバランスを実現しているようです。
スーパーラップ *ドライ
PP No.18 TAKATA童夢NSX 1分16秒697
2 No.17 REAL NSX 1分17秒013
3 No.1 ARTA NSX 1分17秒534
7 No.100 RAYBRIG NSX 1分18秒561
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