フロントサスペンション |
ヘッドライト |
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童夢ではかねてより市販用レーシングスポーツカーの開発を計画していましたが、何分、純粋なレーシングスポーツカーの開発は1988年の TOYOTA
88CーV 以来御無沙汰していますので、事前の技術的検証の機会を探っていたところ、当時、本年度の 「ル・マン24時間レース」 に参戦を計画
していた 「チーム郷」 より BMW LMP V12 の改良が出来ないかとの御相談を頂き、願ってもないチャンスとこれを引き受けました。
昨年、その為にまずオリジナルの状態の車輛を 「ル・マン富士1000Kmレース」 に参加させてデータを収集、その後、空力開発を続けて、おおよそ
15% くらいの性能向上が見込める目途が立ちましたので改良計画をスタートさせる事になりました。
その後、「チーム郷」 は、テレビ朝日の ル・マン プロジェクトを受託することになった為に BMW LMP V12 によるル・マン参戦はキャンセルとなりましたが、車輛の改良作業は続行し、この度完成しましたのでお知らせ致します。
主な改良点
● ボディワークを一新し、ドラッグを 5% 低減した上で、ダウンフォースを 10% 増強。
● クーリングエアーのインテークをボディ上面に移し、メンテナンス性を向上。
● ボディワークの重量を最新のコンポジット技術によって 30kg 削減。
● フロントサスペンションをコンベンショナルな プッシュロッド式に変更。
● ヘッドライトには 「レイブリックHIDシステム」を採用し、ナイトセッションでの優位性を向上。
なお、この改良型 BMW LMP V12 は 「チーム 郷」 によって「American Le Mans series」へのスポット参戦が計画されていますが、詳細が決まり次第御報告致します。
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