Mar.16.2008  2008 AUTOBACS SUPER GT Rd.1 SUZUKA GT 300km Report 3













 日が昇るにつれて、どんどん気温が上昇しました。午後2時フォーメーションラップが開始される頃になると、22℃を記録しました。
 路面温度は29℃と公表されていますが、もしかしたら、決勝レース中さらに上昇するかもしれません。

 朝行われたフリープラクティスの際、No.18 TAKATA童夢NSXは5番手のタイムを記録しました。しかし、巧妙なレース戦略無しで、我々が成功するのは難しいと思われます。

 小暮卓史が乗り組んだNo.18 TAKATA童夢NSXは、綺麗に決勝レースをスタートしました。S字の1つ目のコーナーでNo.12 GTRがクラッシュしたため、小暮卓史は順位を1つ上げてホームストレートへ戻ってきました。しかし、50kgのウエイトハンデは効果的に作用しているようで、コーナー立ち上がりの加速で差を付けられているようです。

 それでも小暮卓史はGTR勢を抑えていましたが、4周目力尽きて次々とGTRに抜かれてしまいました。その後小暮卓史はポジションをキープしますが、想像以上に加速性能の差は効いているようで、ペースが上がらず、先行するライバル達を追い上げることが出来ません。

 我々は、リアタイヤのみを交換することで、短いピット作業によって、ポジションをアップする作戦でした。
 通常、リアタイヤのみを交換する場合、交換しないフロントタイヤとのバランスを取るため、早めにピットインを行います。

 そのため、23周終了後、小暮卓史はピットに入ってきました。ドライバーを小暮卓史から道上龍に交代、燃料を補給して、リアタイヤのみ交換して、No.18 TAKATA童夢NASXは素早くレースに復帰しました。
 しかし、残念ながら、ポジションアップは出来ませんでした。

 レース後半、昨年シリーズチャンピオンを獲得した伊藤大輔の操るNo.6トヨタSCが迫ってきて、道上龍のNo.18 TAKATA童夢NSXとテイルtoノーズの接戦を繰り広げました。道上龍は、コーナー立ち上がりの加速で負けても、素晴らしいコーナーリングスピードで対抗して、伊藤大輔に打ち勝ちました。逆に伊藤大輔のNo.6トヨタSCはタイヤを酷使したようで、レース終盤後退してしまいました。

 ご声援ありがとうございました。


  決勝レース(暫定)
  7 No.18 TAKATA童夢NSX 52laps
  8 No.17 REAL NSX 52laps
  10 No.32 EPSON NSX 52laps
  13 No.100 RAYBRIG NSX 51laps
  21 No.1 ARTA NSX 47laps