Jul.22 2020
『風流舎』の測定システムをアップデート致しました。
2020年5月初旬、風洞施設『風流舎(ふうりゅうしゃ)』の測定システムをアップデート致しました。
これにより、従来のシステムと比べ計測時間を約15%抑えることに成功しております。
童夢では風洞実験の測定システムに英コスワース社のシステムを採用しております。
今回のアップデートでは計測制御システムに英コスワース社の最新のCMC(Cosworth Motion Controller)を導入致しました。最新のCMCでは計測の基幹となる通信ネットワークに非常に高速なEtherCATが使われおり、計測時間を大幅に短縮することに成功しております。
また、EtherCATの他の利点として拡張性が挙げられます。
最新のF1風洞に匹敵する計測ツール・システムを風流舎に取り入れるべく、今後も引き続き風洞施設の開発を継続して参ります。
なお、今回のシステムアップデートはCOVID-19の流行拡大による入国制限下であったため、童夢/英コスワース社双方のエンジニア協力のもと、リモート環境下で実施致しました。リモート環境下でのシステムアップデートとしては類を見ない事例として英コスワース社より紹介されております。
※英コスワース社のリリース情報についてはこちらからご参照いただけます。
最新CMCを搭載した計測制御システム
計測制御システム操作画面