May.22 2024
人とくるまのテクノロジー展に出展します(展示内容:DNAP改良版)

本日よりパシフィコ横浜にて開催される「人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA」に出展します。

※出展小間番号451(JMIAブース内) https://aee.expo-info.jsae.or.jp/ja/yokohama

DNAP https://www.dome.co.jp/bcomp/bcomp.html

DNAPとは、バイオコンポジット素材の原料である亜麻繊維の織物を、国内樹脂メーカー協力のもと独自に開発した熱硬性樹脂を含浸させた、オートクレーブ成形に適した弊社オリジナルプリプレグです。この度、改良を重ね、高バイオマス度でありながら従来品相当のTgを保てる、更にサスティナブルで実用性のある、プリプレグに適した樹脂の開発に成功しました。

※Tg:ガラス転移温度(glass transition temperature)

従来技術では、石油由来のエポキシ樹脂をバイオマス由来のエポキシ樹脂に置き換えた場合、著しくTgが下がってしまう事が実用化の妨げになっていましたが、樹脂の配合や添加物を見直す事でこれを改良し、コンポジット製品に使用する事が可能となりました。これにより、バイオマス度を高めながらTgを犠牲にする事の無いコンポジット用のエポキシ樹脂を開発に成功しました。

■DNAP-EVO(仮称)のバイオマス度は約75%

従来品:バイオマス度 約50%(天然繊維:100% / マトリックス樹脂:0%)

開発品:バイオマス度 約75%(天然繊維:100% / マトリックス樹脂:50%)

■従来の石油由来樹脂を使用したプリプレグ(DNAP)に匹敵する耐熱性を有する。

測定値:バイオマスプリプレグ開発品→117℃(当社測定値)