剛性試験

弊社のスタジオ３には丈夫な定盤があり、開発した車両の静的試験を社内で実施することが可能です。

コーナーダンパーの代わりに、ダミーダンパーを取り付けます。 これにより、車体に荷重による変位を直接与えます。

最初にホイールを外してアタッチメントを取り付けます。車種に応じて様々なアタッチメントが用意されてます。

計測前にリニアゲージの接地作業を行います。

車体全体が傾くので、簡易的に底面で変位を見ます。 セクション毎に測定し、変形モードを確認します。

同時に多点を取り込むことが出来ます。

後はアクチュエーターを上下させ、狙った荷重まで変位させます。 トレッドと荷重でねじりモーメントを算出します。 このロードセルでは、10kNまで荷重を入力できます。

計測したデータは、モノコックやサスペンションのFEMとの 相関を取るのに使ったり、サスペンションセッティングのベースに使ったりします。 弊社ではGTカーやLMP、フォーミュラなど、常に車体剛性試験を行って開発しています。